廃炉用集塵装置

集塵システム

用途
・原子力発電所の解体などで、放射性物質が付着した粉塵を集塵するために開発された専用装置です。
特徴
- ・捕集された放射性粉塵は直接密閉ボックスに貯留され、再飛散の心配がありません。
- ・また、超高性能フィルターはクリーンな排気を約束いたします。
- ・このシステムは小型トラックで搬入でき、あらゆる作業場所での使用やカスタマイズに対応いただけます。

換気タイプ

放射性物質の付着したものを破砕・選別・積込等を仮説テント内で作業する場合、工事エリア内を負圧にするための集塵装置。
HEPAフィルター搭載式で0.3μの微粉を逃さず99.99％捕集します。
コンパクトでキャスター付きです。
このタイプは、アスベスト解体工事及びダイオキシン作業用としても活躍中です。

掘り下げタイプ

放射性物質の付着したがれきを直接ホースにて吸引します。
吸引した放射性粉塵は専用の密閉缶に回収。
専用缶交換の際には負圧状態を作り、再飛散することなく廃棄処分できます。
このタイプは、原子力発電所内でがれき吸引として活躍中です。

ユニットタイプ

各々独立したユニット（バグ、HEPA、ブロワ、盤）を組み合わせ、抜群の捕集率と信頼性をもつシステムです。
各機械をカップリング式ホースで接続するため、工具は不要です。
また制御盤との二次配線もケーブルコネクタを使用するためワンタッチで行なえます。
主に大規模な除染作業において威力を発揮すると共に、ユニット全体をトラックで搬送できる身軽さも大変便利です。

ダイレクトタイプ（一体型）

高い捕集率と信頼性はそのままに、コンパクトにすべてのユニット（バグ、HEPA、ブロワ、盤）を一体型に集約したタイプです。
ユニット型タイプと同様の機能を有しており、取り扱いが容易に行なえます。
ダストボックスは小型オープンドラムを使用し、頻繁に移動する作業にも充分対応できます。

廃炉用集塵装置

集塵システム